ノッてる!えひめ ガールズサイクリング 2019年3月17日 しまなみ海道
2019年3月17日(日)今治市
しまなみ海道(大三島・伯方島エリア)
早春のしまなみ海道を駆け抜ける、女子だけのサイクルミーテイング
サイクリストの聖地碑が建つ、道の駅「多々羅しまなみ公園」。 ここを出発点にしまなみ海道の大三島・伯方島エリアを巡る女子だけのサイクルミーティング「ノッてる!えひめ ガールズサイクリング」を3月17日(日)に開催しました。当日の朝は、小雨もパラつき天候が心配されましたが、イベントが始まるころには徐々に青空に。初心者のサイクリストを後押しするかのように、しまなみには早春の爽やかな風が吹いていました。
今回のイベントでは県内各地からの参加者のためにシャトルバスを運行。JR松山駅を出発しJR今治駅を経由して会場に到着しました。参加者は全22名。応募者166名から選ばれた幸運の持ち主です。未経験者のために、事前に体型にあった自転車とヘルメットを主催者側が用意。会場に到着した参加者からサポートライダーの指導のもとフィッティングを行いました。
約1時間の講習でスポーツバイク未経験者も乗りこなせるように
雲の間から太陽がのぞき、しまなみの水面が輝きはじめた午前10時30分にイベントスタート。MCはノッてる!ガールズEHIMEの一員でフリーアナウンサーとしてラジオ等でも活躍しているヒシイミチコさんです。まずは、愛媛県自転車新文化推進協会(事務局:愛媛県自転車新文化推進課)河上さんから「年間35万人の観光客が訪れ、国際的なサイクリングコースとして認知されているしまなみ海道を舞台に1日楽しんでください」と挨拶がありました。
続いて、杉山輪業の芝店長のレクチャーのもと、道の駅の駐車場を貸し切りスポーツサイクルに挑戦。まずは、自転車をまたぐことから始まり、片足けんけんで仮設コースを一周。ブレーキの利かせ方やギアの変え方など約1時間講習を受け、最初は戸惑っていた未経験者もスムーズに乗りこなせるようになりました。
レンガ窯で焼いた自家製ピザに舌鼓
そして、いよいよサイクリングに出発。大三島の海岸線を順調に走るサイクリストたち。大三島橋の手前で2班にわかれ、1班は小高い丘を越え大三島の南海岸沿いにある「インセンス」へ。カフェと美容室が併設された珍しい店舗で、レンガで焼く自家製のピザが
有名。海を眺めながら食事ができる抜群のロケーションもあり、ハイシーズンには予約が必要となる人気店です。生ハムと野菜のピザやマルゲリータ、ミートソーススバゲッティなど彩り豊かな料理に舌鼓をうつサイクリストたち。特に人気だったのが自家製のはちみつとしまなみ産のレモンを使用した「はちみつとチーズピザ」。甘酸っぱさのなかにもシナモンのアクセントが効いたインセンス自慢のデザートピザです。「汗をかいた後に食べる食事は格別ですね」「スポーツバイクを体験したくて友人と参加しました。」など参加者の方から、充実感に満ちたコメントをいただきました。
橋の上から眺める絶景に心奪われる
一方、2班は一足早く大三島橋を渡り伯方島へ。大三島橋へのアプローチは長い登り坂が続くため、若干、苦戦する参加者も。しかし「苦あれば楽あり」。特徴的なアーチ橋「大三島橋」の橋の上から眺める瀬戸内の多島美にしばし心を奪われ、眼下に流れる7ノットの激しい潮流が渦を巻く鼻栗瀬戸に圧倒されます。自然美と人工美の競演を鑑賞したのちに2班も昼食タイムへ。2班の昼食場所は伯方島にある、こちらもサイクリストに人気のカフェ「Borsa.2nd(ボルサセカンド)」。地元の旬の食材を使用したしまごはんのカフェランチを楽しんだ後は、コンテストで日本一に輝いたこともあるバリスタが焙煎した本格コーヒーをいただきました。
島のオリジナルモナカで小休憩
道の駅「伯方島S・Cパーク」で2つの班が合流。美しい砂浜と伯方・大島橋を背景に参加者全員で記念撮影を撮りました。
スタートの多々羅大橋から約10km。ここまで走ると初心者の方もスポーツバイクを徐々に自分のものに。「就職活動の息抜きに」と友人同士で参加した方々も「最初は不安だったけれど、サポートライダーの方のおかげで安心して走ることができました。後半も頑張ります」と笑顔が弾けます。
今日がサイクルライフ始まりの日に
そして、伯方島から再び大三島橋を渡り復路へ。途中、大三島にある「リモーネ」に立ち寄り小休憩。店内にはオリジナルの柑橘商品やカワイイ雑貨が並び、女子心をくすぐります。参加者の皆さんで、特製のレモンリキュールのアイスモナカをいただいてエネルギー補給。無事、ゴールの道の駅 「多々羅しまなみ公園」に到着しました。
サイクリングの道中では、国際色豊かな多くのサイクリストとすれ違いました。参加者の皆さんもサイクリングロードとしてのしまなみ海道の知名度の高さ認識されたよう。さらに、多くの方がスポーツサイクルの魅力を実感できたようで「また、しまなみを走ってみたい」そんな声が多く聞かれました。