ノッてる!えひめ ガールズサイクリング 2019年10月14日 宇和島市
2019年10月14日(月祝)
宇和島市
南予初のノッてる!えひめガールズサイクリング
「天高く馬肥ゆる秋」
そんな言葉がよく合う澄み切った秋空と、10月のさわやかな空気に包まれて南予初のノッてる!えひめガールズサイクリングが、10月14日(月・祝)に宇和島市を舞台に実施されました。道の駅「きさいや広場」横の「宇和島新内港」を出発点に三浦半島を西へ走るコース。途中、「遊子水荷浦の段畑」など美しい宇和海沿岸の景色を楽しみながら、三浦半島の西端の蒋渕地区にある「こもぶち うみのいえ こもてらす」、そしてその先の「高助港」を目指す約30kmのコース。地元宇和島市をはじめ八幡浜市や内子町、松山市など南予地方を中心に幅広い地域から参加いただきました。
さらに今回は、宇和島市役所のうわじま女子旅プロジェクト4名の皆さんも同行し、参加者の皆さんに各スポットを紹介していただきました。このうわじま女子旅プロジェクトは宇和島市の「かっこいい」「おしゃれ」「癒し」をテーマに市内の各地に出かけ、山と海に恵まれた宇和島市の魅力をSNS等で発信し、活動しています。
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宇和島女子旅プロジェクトチームとは
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スポーツバイク初心者向けのレクチャーを実施
まずは、インストラクターを務める杉山輪業の芝店長がスポーツバイクの乗り方をレクチャー。
参加者はヘルメットの被り方から始まり、自転車にまたがる方法、ブレーキ、ギアチェンジなど一連の操作方法をその場で実践した後に、実際に広場で自転車を走らせました。初心者の参加者の方も多く、
「一からわかりやすく説明いただいて助かりました」
「自転車に乗る際の姿勢など、日常生活にも生かせます」などの声が聞かれました。
そして、いよいよスタート。歩行者や自動車に気をつけながら市街地を走り、海岸線へ。眼前には内海の穏やかな景色が広がり、さわやかな秋風とともに参加者の背中を後押しします。その一方で急峻な陸地が海に迫るリアス式海岸はアップダウンがあり、参加者は習得したギアチェンジを駆使しながら走行します。
海辺のフォトジェニックなポイントで記念撮影
最初の目的地は、愛媛県で初めて真珠養殖を行い半世紀以上の歴史がある土居真珠。どこまで透明な海の上に浮かぶ養殖いかだの上で記念撮影。今回は体験の時間がありませんでしたが、真珠アクセサリーの手づくり体験や真珠の里親制度を実施しているそうです。
土居真珠を後に、西へ自転車を走らせる参加者たち。途中、養殖の魚や貝を祭る「魚見の丘」で休憩。小高い丘の上にあるフォトジェニックな魚霊塔と宇和海の景色をバックにここでも記念撮影。参加者の皆さんも思い思いに景色をカメラにおさめます。
遊子水荷浦の段畑で鯛めしに舌鼓み
そしてコース前半のハイライト「遊子水荷浦の段畑」へ。30度を超える急傾斜地に拓かれた段々畑。かつて半農半漁の暮らしが営まれていた宇和海沿岸では、少ない耕作地を広げようと多くの段々畑が開墾されました。遊子の水荷浦地区では17世紀末から18世紀にかけて開墾が始まり、作物は時代とともに、甘藷(サツマイモ)、桑、麦などと変遷。今では馬鈴藷(ジャガイモ)の名産地として知られています。
この段々畑の麓にあるのが昼食の会場となる「だんだん茶屋」です。地元のおばちゃんたちが休日だけ営業する茶屋で、鯛の刺身を使用した宇和島風と、焼いた鯛を炊き込んだ松山風の2種類の鯛めしを用意していただき、参加者は好きな方を選び、茶屋の眼前に広がる宇和海の潮の香とともにいただきました。
旅の疲れを癒す絶品スイーツ
エネルギーを蓄えて、もうひと漕ぎ。三浦半島の峰をぬうように県道346号線を西へと走る参加者たち。カーブの合間から見える美しい宇和海の景色に心奪われます。
いよいよ蒋渕地区に到着し、「こもぶち うみのいえ こもてらす」へ。参加者の皆さんはオリジナルのアイスクリームやスイーツに舌鼓み。やさしい味わいが、サイクリストたちの体を癒してくれます。
最後に、「高助港」からフェリーに乗船して出発地点の「宇和島新内港」へ。自転車と船で巡る、宇和島・三浦半島の旅が終了しました
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